春彼岸会・永代経

春彼岸会・永代経(2024年)

 

西願寺では下記のとおり「春彼岸会・永代経法要」をお勤めしますので、ご参詣くださいますようご案内申し上げます。

 

春彼岸会 並 永代経法要の模様をYouTubeで配信を予定していますので、動画を通してお参りいただけます。


日時 2024年3月20日(水祝) 14時~15時

場所 西願寺 本堂

内容 おつとめ(お経・正信偈)・住職のはなし

*法要にご参詣の際には、仏前にお志をお運びくださいますようお願い申し上げます。


彼岸会とは

 春秋のお彼岸といえば、お寺参り、墓参りで墓地はいっせいに仏花で彩られます。先だっていかれた人を訪う季節なのでしょう。訪うという言葉は古くは弔う、供養するという意味を含んでいました。ですから、私たちにとっては彼岸はどこかなつかしい先だった人との日々が想いおこされるひとときです。
 春分と秋分の日を中日として、前後三日の七日間を彼岸とよぶのは、この期間に彼岸会として法要がつとめられたことからきています。もともと「彼岸」とは仏教の言葉で季節をあらわす名ではありません。古代インドの言葉で、迷いと苦しみの世界を超えて、さとりの世界に到るという意味のパーラミター(波羅蜜多)という言葉を、中国で「到彼岸(彼岸にいたる)」と訳されたところからきています。この世の生死の迷いの世界がある此岸に対し、その此岸を超えたさとりの世界を彼岸とあらわしています。春分と秋分の日を中心に前後三日間、七日間彼岸会がつとめられてきたことから、その期間を彼岸と呼び、季節の名ともなって親しまれてきました。